ウェイト版タロット、大アルカナの太陽の逆位置の意味について解説します。
(2023/08/15改定)
解説動画
大アルカナ 太陽の意味・概要
キーワード
成功・繁栄
太陽 図柄の解説
燦々と光り輝く太陽の下に、旗を持って馬にまたがった幼い子供がいます。子供の背後には塀がえがかれており、馬と子供は背後には戻れないようになっています。明るいカードはたくさんありますが、その中でも「太陽」は前に進むこと、成長していくことが強調されているカードです。アーサー・ウェイトはこのカードに対して「人間の永遠の進歩を先導する申請にして偉大なる光」と説明しています。ニーチェは人間の魂の成長段階の最後の段階として、全てを受け入れる「赤子の魂」を置きました。肉体には限界があり、いつまでも成長することは難しいかもしれません。ですが、魂はいつまでも、命が終わった後も無限に前進をし、前にすすんでいくことができることを描いたこのカードは、未来にむかった成長をカード全体で表現しています。
太陽(逆位置):一般的な意味
長や繁栄にこだわりすぎて焦りがでないよう警告されています。成長はいつでも右肩上がりとは限りません。365日、晴れの日が続くことがないように、失敗することもあれば、結果が伴わないこともあります。ちょっと失敗したぐらいで、「全部ダメ!」と決めつけないで!と太陽は警告しています。雨の日だって、見えていないだけで太陽はいつでもあるのです。逆位置の太陽は、停滞している時こそ、雲の向こうの太陽を信じることの大切さを教えてくれています。
逆位置を不足として読む場合
さほど成長や成果が期待できないことを表します。全く結果が実らないわけではないのですが、思ったほどの成果を受け取ることには至らないようです。
逆位置を過剰として読む場合
成長への期待が大きすぎて、焦りが出てしまっていることへの警告です。どんな順調なものでも一時的な不調や停滞はあります。そこで焦ってしまわないことが大切だとカードは告げています
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
進行がゆっくりであるため、力を蓄えることができること、すぐに結果を求めすぎないことの大切さをアドバイスしてくれています
状況別の意味
仕事に関する意味
不足として読む場合
- 思ったほどの成長が見込めない
- ゆっくりとした成長・成功になりそう
- 成長が頭打ちになってしまう
過剰として読む場合
- 成長や結果にこだわりすぎるあまり、焦りがでてきてしまっている
- 短期的な不調でヤケになってしまって努力をやめてしまわないほうがいい
- 成長の速度が早過ぎてスタッフなどの体制などがおいつかない
前向きな意味や、アドバイスとして読む場合
- 成長や発展にこだわりすぎず、マイペースに進むことも大切
- 長い目で見て焦らずにじっくり対策をしていく
- 結果をだすことだけにこだわりすぎないことも大切。
恋愛に関する意味
不足として読む場合
- なかなか思ったようには進まない恋愛
- 関係は悪くはないが、進展には少し時間がかかる
- 前に進むきっかけがなかなか掴めない恋愛
過剰として読む場合
- 関係を進めたい気持ちがからまわりして焦りにつながっている
- 結果を気にし過ぎることがかえって悪影響になっている
- 展開が早過ぎて追いつけない恋愛
前向きな意味や、アドバイスとして読む場合
- 他と比べたり、進展がないことを嘆くより、毎日楽しく過ごすことに集中すべき
- 焦らずにマイペースに関係を進めていくことが大切
- 停滞しているときにヤケを起こさないようにする
結婚・家庭に関する意味
不足として読む場合
- 結婚に向けての話が思ったほどスムーズにすすまない
- 家族に関する問題の解決に少し時間がかかる
- 家族やパートナーの仕事や学業に関する成長が伸び悩む
過剰として読む場合
- 発展や成功を願う気持ちが空回りしすぎていてパートナーや家族にプレッシャーになってしまっている
- 結果を出すことへの焦りがパートナーや家族によくない影響を与える
- 急激な家族の状況の変化に対応することができなくなっている
前向きな意味や、アドバイスとして読む場合
- 家族屋パートナーのそれぞれのペースを尊重する
- 結果や成長を感じられないとしても焦らない
- 結果が出ないことを嘆くよりも、今この瞬間一緒にすごせるかけがえのない時間を喜ぶことが大切
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