カード概要
キーワード
終焉・再生
カードの詳しい解釈
恋愛占いでこのカードが出てきた時のアドバイス
タロットカードの解釈は、カードの配置や、他のカードとの兼ね合い、また、相談者の状況によって変化します。おみくじや辞書的に取り扱うのではなく、全体の「文脈」の中で解釈してください。
正位置
「終わってしまうこと」「離れてしまうこと」への恐怖を手放しましょう。
このカードが即、あなたの関係の終了や、別れを暗示するわけではありません。(と、私は思います。)
しかし、あなたの中で「終わってしまうこと」「離れてしまうこと」に異常な恐怖があるのではないかと死神は指摘しています。
人が別れが辛いのは、寂しさや、やるせなさのせいだけではありません。
「自分に価値がなくなってしまうのではないか」という怖れもその原因です。
ウェイト版の死神のカードをもう一度いてみましょう。「生産」する女帝は気を失い、「権威」やこれまで積み上げたものを象徴する「皇帝」は王冠や笏を投げ出して地に伏せています。
一つの関係が終わるとき、あなたは気持ちだけではなく「○○の恋人」「○○のパートナー」と言った肩書きを失います。また、片思いであれば、「恋をしている」状態を失います。
「確かに、「わたし」が終わらせてしまうものもある。しかし、君の価値はそれだけではないだろう?」
あなたの関係が終わってしまっても、あなたの心の尊さ(法王)や、生まれたままのあなたの価値(子供)は決して失われません。皇帝の権威は、交換可能なものです。女帝は気を失っているだけなので、死神が去れば、またその意識を取り戻すでしょう。たとえどれほど辛い思いをしても、どれほど寂しくても、将来が不安でも、あなたの回復不可能なものは一切失われません。
気高く穏やかな死神は、あなたが「別れ」や「離別」を恐れすぎないように語りかけています。
逆位置
「過去」と決別しましょう。
あなたの中には、何度も何度も蘇ってくる恋愛のパターンや、思い出があるかもしれません。
そして、新しいものが訪れても、無意識にそのパターンを思い出したり、繰り返したりしてしまっているのではないでしょうか。
そのパターンを断ち切るために、あなたは色々な本を読んだり、誰かに相談したり、綺麗になったり、仕事をがんばったり、努力をしてきたかもしれません。
でも、新しいものを入れるよりも前に、あなたは「過去」と決別することが必要です。
細胞は、1日に10%以上も入れ替わっていきます。その「過去」の「あなた」と「今」の「あなた」は全く違う細胞からできています。
過去の「あなた」ときっぱり決別して、今のあなたを大切にしましょう。
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