ウェイト版タロット、大アルカナの女教皇の正位置の意味について解説します。
(2022/07/05改定)
解説動画
大アルカナ 女教皇の意味・概要
女教皇:図柄の解説
ベールを被り、円のようなものを冠した女性が、画面中央に座っています。手前に白と黒の2本の柱が描き加えられ、ベールに隠れたTORAという書物を読んでいます。女性の着物の裾は長く伸び、水のように広がったその裾には三日月が横たわっています。このカードはセフィロトの木での彼女の立ち位置を考えるとわかりやすいです。頭上の円はコクマーを。足元の月はイェソドを。両サイドの柱は峻厳の柱と均衡の柱を寓意しています。
また、彼女は人理と神々を分かつアビス(深淵)を縦断する存在であるがゆえに、神秘を知る存在だけが読める書物(TORA)をベールに隠しています。
彼女は人の目に触れないもの・共有できないもの・何者にも与しないものの寓意です。女教皇のカードは、あなたの中に存在する、共有・説明不可能な神秘性を象徴してます。
女教皇:キーワード
神秘、精神
女教皇 正位置の一般的な意味
「神秘」「内向」といった女教皇の性質をポジティブに解釈します。
女教皇は、あなたの説明不可能・共有不可能な部分に目を向けるように語りかけています。どんなに高い値がついたとしても、価値がつけられてしまうことで、永遠に失われてしまうものもあるのです。
女教皇は他人とは共有できないもの・説明ができないけれども大切にしたいものや内面の繊細さを大切にするよう語りかけています。
彼女はあなたの中の、誰にも見えない、しかし、それがなくなってしまうと、あなたそのものが損なわれてしまうような繊細な神秘性の象徴なのです。
女教皇 正位置の状況別の意味
仕事に関する意味
- 自分にとって大切な価値観を思い出す必要がある
- 利益になるかどうかよりも、自分の価値観に反しないかどうかを考える
- この仕事で自分が何を一番大切にしたいのかの軸が問われている
恋愛に関する意味
- お互いを尊重できるつながりを作れる
- 相手からどう思われるかではなく、自分がどうありたいかを重視すべき
- 心の奥深くのところで、深く理解し合えている存在
結婚・家庭に関する意味
- お互いがお互いを尊重することができる関係
- ゆっくりと関係を育てていく
- 何もいわなくてもお互いが大切にしていることを理解することができる関係
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