小アルカナのペイジについて
各スートのペイジのカードはそのスートを求め始めたときにおこることが描かれています。
1から10までのカードでは、10のマルクトを「最終結果」として考えましたが、コートカードでは10のマルクトは「神の冠」を目指す求道者のスタート地点です。そのため、各スートの道を歩み始めたときにおこることが示唆されています。
コートカードはそれぞれこのような対応になっています。
- ペイジ(マルクト:王国):各スートを求め始めたときにおこること
- ナイト(ティフェレト:美):各スートを進めて行く過程でおこること
- クイーン(ビナー:理解):各スートの深い理解がもたらすもの。
- キング(コクマー:叡智):各スートにおいての完成、成功がもたらすもの
これはあくまでイメージですが、4枚のコートカードのうち、ペイジ・ナイト・キングは1つのベクトルで理解すると理解がしやすいです。
ペイジがその道を進め始めた学生さんで、ナイトが会社の新入社員、キングが社長みたいにとらえると、そのステップが理解しやすいと思います。それに対してクイーンはそのペイジ・ナイト・キングの流れを客観的に見つめ、その流れ全体を深く理解している人と捉えるのがいいかとおもいます。
これは、「4」のカードのところでも説明した、三位一体である「創造主」と、その三位一体をまとめて「神」と名前をつけるあの概念がここでもたまたま表出してると言えるのではないかと思います。
物事の概念は三つ組で成立するが、それを包括的にとらえたもう1つの概念によって完全に固定される、という4の数字について説明された考え方です。
ということで、コートカードを理解するためには、それぞれのスートの特質を理解することが実は重要になってきます。
各スートのペイジのカード
ワンドのペイジ
カップのペイジ
ソードのペイジ
ペンタクルのペイジ
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