小アルカナのクイーンについて
各カードのクイーンは、第三セフィラのビナーに対応しており、それぞれのスートをより深く理解したときにおこることが描かれています。
ペイジーナイトーキングは、1つのラインの成長過程として理解することができますが、クイーンはそれとは独立しています。そのスートをはじめたとき、進めて行ったとき、成し遂げたとき、どのようなことがおこるかはペイジーナイトーキングの流れから理解ができます。
なのになぜ、わざわざクイーンが存在しているのでしょうか?
一つの答えが「4」のカードのときに説明した「三つ組+1で概念が安定する」という構造でしょう。
聖書では信仰対象として「父」「子」「聖霊」という三つのものがでてきますが、これらを「三位一体」として一つのものであると取り扱います。そして、この「三位一体」である「三つ組」を統合したものを「神」と読んでいます。ということで、ある概念が創出されるときには「概念の発現」「概念の認識」「概念の名付け」という三つのプロセスが必要になりますが、その上に、その三つのプロセスを統合する概念があることによって、私たちはその三つ組を安定した一つのものとして取り扱うことができます。
このように、様々な概念は存在するための三つ組と、それを統合して名付けるためのもう一つの名前・概念が必要となるのです。クイーンのカードはペイジーナイトーキングというラインが表すもの全体を理解したもの、そしてペイジーナイトーキングが表すものを包括的にとらえたものと考えると理解がしやすいとおもいます。
各スートのクイーンについて
ワンドのクイーン
カップのクイーン
ソードのクイーン
ペンタクルのクイーン
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