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タロット意味:21 世界(逆位置)

むぎのタロットの世界です

ウェイト版タロット、大アルカナの世界の逆位置の意味について解説します。
(2023/08/15改定)

解説動画

大アルカナ 愚者の意味・概要

世界 図柄の解説

超越存在とヒトが向き合った「審判」の次に来るこのカードでは、様々な「結合」のモチーフが描かれています。例えば、中央の女性は2本の棒を持っています。大アルカナで2本の棒を持っているのは彼女だけです。また、彼女を囲う円環は上下がつなぎ合わされたように描かれています。彼女はすべてを「結合」し、善と悪、内部と外部、客観と主観といった二項対立を脱構築・再結合する存在です。すべては一つで、奇跡も災いもすべて自分であると受け止めることで世界は完成し、あなたと世界と奇跡は一つになることをこのカードは描いています様々なものが描かれてきた大アルカナのモチーフたちは、すべて「あなた」の中にあるものであり、そこに優劣は存在せず、ただ、「あなた」だけが世界であったと気がついた時、あなたも世界も完成すると、このカードは告げているのです。

キーワード

完全・完成

世界(逆位置):一般的な意味

不完全・不満ののこる完成を意味します。それなりの成果はでますが、あなたが完全に満足のいくものではさそうです。世界の逆位置が指す、完成や達成への不満は、実はそれまでのプロセスに対する自分の力不足や取り組みの不足に起因しています。世界のカードの楕円の輪は、0の形にも似ています。世界は21番で完成しますが、0をかければまた、そこからスタートすることができます。逆位置の世界は、今抱いている不完全燃焼の感覚を、次の挑戦に生かしてほしいとあなたに伝えてくれています。

逆位置を不足として読む場合

一応は完成するが、完全な満足は得られない、満足した結果を得ることができない、不満の残る幕引きになることを表します。

逆位置を過剰として読む場合

強すぎる完璧主義への警告です。「完璧な状態でない限りダメだ」と思っている間は私たちは常に不完全です。減点主義で世界や自分を眺めすぎないことが求められています。

逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合

完璧主義に囚われすぎないこと、(欠陥を感じたとしても)ありのままの現状を受け入れること、全てはありのままで完璧であると認めることの必要性がアドバイスされています。

状況別の意味

仕事に関する意味

不足として読む場合
  • 不完全燃焼の状態になってしまう
  • プロジェクトは完了するものの、思っていたほどの成果生えられない
  • 不満がのこる幕引きになる
過剰として読む場合
  • 完璧主義がかえって仕事を進める上でのハードルになっている
  • 仕事の粗探しをやりすぎて、進めなくなってしまっている
  • 完全にしあげるよりも、とりあえずは完成させることをゴールにする
前向きな意味や、アドバイスとして読む場合
  • 完璧を目指して欠点を探すよりも、今の状況を肯定することが大切
  • 完璧ではないとしても、状況を受け入れることで前向きに進めることができる
  • まずはとにかく完成させることをゴールにする

恋愛に関する意味

不足として読む場合
  • 決して悪い状況ではないが、不満がのこる幕引きになる
  • 客観的にみて悪い状況ではないのに、状況は相手への不満がどうしても気になってしまう
  • あと一歩が進められない
過剰として読む場合
  • 自分に厳しすぎて、完璧主義であることが前に進めない原因になっている
  • 状況に対して厳しく判断しすぎている
  • 万全を期すあまり、前に進むことができなくなっている
前向きな意味や、アドバイスとして読む場合
  • 足りないもの・できていないことを探すのではなく、今あるものに感謝すること、すべてはうまくいっていると受け止めることが恋を前に進める
  • ありのままの自分や状況を受け入れることがまずは大切
  • 自分の不足を補うために恋愛を利用するのではなく、何があってもなくても自分の存在は素晴らしいと認めることが大切

結婚・家庭に関する意味

不足として読む場合
  • 決して悪くはないのだが、完全に満足できない関係性
  • 結婚までの最後の一歩がうまく進められない
  • 問題は解決はするが、完全に満足のいく状態にはならない
過剰として読む場合
  • 完璧主義がパートナーや家族、自分自身を苦しめている
  • 完全をもとめるがために息苦しい状態になっている
  • 0か100かの極端な考えが問題解決を遅らせている
前向きな意味や、アドバイスとして読む場合
  • ありのままの状態を「完全」だと認めることで前向きな解決策が見える
  • 減点主義よりも、お互いのいいところを見つめて、感謝することが大切
  • 自分に厳しくなりすぎないことが状況を好転させる

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2件のコメント

人間関係のトラブルがあったときに引いたら、2日連続でこのカードが出ました。
思い返しても私に非があると一切思っていないのですが、このカードは私に反省を促しているのでしょうか。

コメントありがとうございます。他のカードとの兼ね合いもあるのでなんともいえませんが、
あなたに反省を促している可能性ももちろんありますが、「トラブルがあったことも含めて、現状を一度受け止める必要がある」「思っているように行かないことも含めて、不完全差を受け入れる必要がある」ということかもしれないなとおもいます。
個人的な意見ですが、カードが鑑定者を責めることはほぼないと思っています。ご参考になるところがあれば幸いです

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