ウェイト版タロット、大アルカナの正義の正位置の意味について解説します。
(2023/08/14改定)
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大アルカナ 正義の意味・概要
正義 図柄の解説

剣と天秤を持った女神が正面を見据えています。彼女の持つ天秤は、水平を保っており、何かを切り開く剣はまっすぐ天を向いています。彼女は2本の柱のちょうど真ん中に立ち、王冠には3つの頂が均等に並び、その中心には正方形の飾りが、また、彼女の左右対象のマントの中心には、正方形と円が描かれています。「正義」のカードは11番。つまり、女教皇の「2」が隠れています。中央の女性のポーズに注目すると、彼女は右手の剣で天を指し、左手の天秤を地に水平に向けています。このポーズは、「魔術師」のポーズに似ています「魔術師」は「1」のカードです。11番には、「1」が2回登場します。「女教皇」は誰にも触れられない「神秘」を、「魔術師」はすべての創造の根源となる「意思」を表していました。正義の女神が求めているのは、他の誰かの意図ではなく、あなたが、あなた自身に責任を負い、あなたの意志で「判断」を下すことなのです。
キーワード
公正・判断
正義(逆位置):一般的な意味
公正・判断をネガティヴに解釈していきます。「裁き」「判断」は、すべて「主観的」なものです。逆位置の正義はあなたに、「あなたの」正義が凝り固まっていないか、偏っていないか警告しています。考えを改めることや、過ちを認めることは、あなたが劣った存在であることを受け入れることではありません。逆位置の正義は、あなたが思い込みに囚われていないか、あるいは逆に決断を下すのを先送りにしていないかを警告してくれています。
逆位置を不足として読む場合
決断力に欠けること、何かを決定することかr逃げてしまっていることへの警告です。また、質問した段階ではまだ、質問した内容について答えが出ていない、決定されていないことを表す場合もあります
逆位置を過剰として読む場合
決めつけ・レッテルに囚われてしまっていることへの警告です。神ではない私たちの決定は必ず誤りを含みます。自分が下した決定に固執しすぎていないか警告がなされています。また、望んでいないことを決定されてしまう・判断されてしまうことへの警告を表す場合もあります
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
思い込みから解放されることを表します。また、まだ今の段階では結論が出ていないため、ここからどうとでもしていけることを表す場合もあります
状況別の意味
仕事に関する意味
不足として読む場合
- 判断が必要なことを先延ばしにしてしまっている
- 優先順位をうまくつけることができていない
- プロジェクトや案件に対して、まだはっきりとした結果がでてこない
過剰として読む場合
- 先入観にとらわれて誤った判断を下している
- 職場の人や相手先から誤ったレッテルを貼られてしまっている
- 短絡的に物事を判断しすぎている
前向きな意味や、アドバイスとして読む場合
- 今の段階では答えは決まっていないので努力の余地がある
- 決めつけや良くない誤解を解くことができる
- 今は判断をする必要がない
恋愛に関する意味
不足として読む場合
- 名前のつかない曖昧な状況が続く
- 今はまだ、この恋愛がどうなるかの結論がでていない
- 相手への対応を決めることができない
過剰として読む場合
- 相手に対して、誤った思い込みをもっている
- 相手が自分に対して、先入観や思い込みをもっている
- 望まない形でジャッジされてしまう
前向きな意味や、アドバイスとして読む場合
- この恋愛がどうなるかはまだわからないので、これからの行動で未来が変わっていく
- 思い込みを手放すことができて素直に行動ができるようになる
- 今はまだ判断をしなくても大丈夫
結婚・家庭に関する意味
不足として読む場合
- (結婚の場合)はっきりした返事がもらえず、どっちつかずの状況が続く
- 家庭や結婚の問題に対して判断が必要なことを先延ばししてしまっている
- 優柔不断さが家庭や結婚に関する問題を複雑にしてしまっている
過剰として読む場合
- パートナーや家族に対して一方的な決めつけで傷つけてしまっている
- 家族やパートナーからあらぬ誤解を受けている
- 相手の話をきかず、最初から結論を決めつけてしまっていることが問題を大きくしている
前向きな意味や、アドバイスとして読む場合
- 今の段階では問題にはっきりした答えはでていないので、自分の行動や判断で未来を変えていける
- お互いをしばっていた思い込みや先入観を手放すことができる
- 今はまだ結論を出さなくても大丈夫
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