カード概要
キーワード
愛情、情動
カードの詳しい解釈
恋愛占いでこのカードが出てきた時のアドバイス
タロットカードの解釈は、カードの配置や、他のカードとの兼ね合い、また、相談者の状況によって変化します。おみくじや辞書的に取り扱うのではなく、全体の「文脈」の中で解釈してください。
正位置
引け目を感じることなく、あなたの「愛」に素直になりましょう。
「魅力的じゃないから」「もうそんな年じゃないから」「なんだか恥ずかしいから」わたしたちは、頭で考えた理由で、「愛」に向き合うことを避けようとします。確かに、束縛を伴う重たい愛情や、社会通念上秘めるべき思いもあるでしょう。しかし、「愛」を感じることそのものは、とても純粋で、尊い心の動きです。
「女帝」は身を守るものは何一つ身につけておらず、その豊かな恵みには囲いがされていません。あなたはもっと、あなたの純粋な「愛」を尊重して良いのです。あなたが誰かを「愛すること」ができたこと、それだけで、あなたはとても尊い存在だということです。あなたの「愛」を、どうぞ卑下しないでください。そして、できたらその愛を、あなたの愛する人だけではなく、すべての人に気前よく振りまきましょう。
奔放な愛に身をかせろというわけではありません。(あなたが本当に望むのなら、それもいいでしょうが、)今よりほんの少し意識的に微笑むこと、今よりほんの少しだけ意図的に感謝の表現をすること、それだけで、あなたの固く閉ざされた蕾のような魅力は花開き、より魅力的に、そして何より「愛」を楽しむことができるようになるでしょう。
あなたの「愛」をもっと受け入れましょう。
逆位置
見返りを求める「重たい」愛になってしまっていませんか?
人は、存外に、「見返りを求めてきている」行為には敏感なものです。世間的に見たら、甲斐甲斐しくて献身的な行為であっても、「愛してよ」「感謝してよ」という見返りを求める感情からなされる行為であれば、あなたがつくせば尽くすほど、相手はげんなりしてしまうでしょう。
見返りを求める行為は、相手を「加害者」に変えてしまいます。誰も加害者にされるのは好きではないので、うんざりしてしまうのです。
どんなに大切で好きな相手であっても、「一人に成る時間が欲しいな」と相手が思うようであれば、あなたは相手に依存しすぎているかもしれません。「二人」の時間も、「一人」の時間も、どちらもあなたにとって大切な時間です。ちょっと相手のことを考えから外して、あなたの「一人」の時間を意識的に楽しんでみましょう。
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