「タロットを買ったのはいいものの、ここからどうしていいかわからない」「タロット占いが上達するためには何からやればいいかわからない」そんな方のために、3つのステップ・3枚のカードでタロット占いができるようになる方法についてまとめました。初めてタロット占いをやってみる、という方も、すでにタロット占いをやってるけど、もっと手軽に上手くなりたい!という方もぜひお試しください。
- タロット占いの目的
- 初心者の方におすすめの始め方
- 3ステップ・3枚でタロット占い
- ① 占う内容を具体的にする
- ② カードをシャッフルして並べる
- ③ カードからメッセージを読み取る
- それぞれのカードの意味について学ぶ
- まとめ
解説動画
タロット占いの目的

みなさんはタロット占いにどんなイメージを持っていますか?「未来を予知する」「魔法の力で未来を見通す」といったスピリチュアルなイメージを思い浮かべる方もいるかもしれません。
実際、タロット占いのやり方やスタイルは占い師さんごとにさまざまです。それでも、タロット占いの目的そのものはとてもシンプルだと私は考えます。
タロット占いの目的 は、
「タロットカードを使って、問題解決のヒントを得ること」 です。
タロット占いは、ただ結果を伝えるだけのものではありません。カードを通して自分や相手の状況を理解し、次の一歩を見つけるためのツールなのです。
これから、この「タロットカードを使った問題解決」の方法を、3つのステップに分けて解説していきます!
初心者の方にオススメのはじめ方
「カードを初めて買った!」という初心者の方は、まずは大アルカナ22枚だけを使った占いをお勧めします。
タロットカードは、「愚者」「魔術師」などの、固有名のついて絵札である22枚の大アルカナと、「ワンドの1」「ソードのクイーン」といった、4つのスート(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)にわかれた56枚の小アルカナに分かれています。
このうち、22枚の大アルカナだけで占うこともできます。
プロの占い師さんの中にも、大アルカナだけをあえて使われる方もおられます。小アルカナは小アルカナでとても魅力的なカードなのですが、最初に一気にたくさんの枚数を取り扱って挫折してしまうよりは、まずは少ない大アルカナだけを使ってタロット占いをスタートし、その後、やりたくなったら小アルカナも含めた78枚のカードで占うのもいいのではないかな?と思います。
むぎのタロットでは、大アルカナのみの解説書もご用意しています。ぜひご利用ください。
ミニ解説書つきの使いやすいタロットカードです。
大アルカナのカードのみを解説したテキストブックです。
3ステップ・3枚でタロット占い

タロット占いは次の3つのステップで進行します。
- ① 占う内容を具体的にする
- ② カードをシャッフルして並べる
- ③ カードからメッセージを読み取る
それぞれのステップについて説明していきます。
① 占う内容を具体的にする

まず最初に重要なのは、何を占うのかを具体的に設定することです。タロット占いは曖昧な質問よりも、具体的な質問に対してより的確なメッセージを返してくれます。そしてそもそも、問題解決のためには、適切かつ、具体的に課題設定をすることが大切です。
① 具体的に設定する
例えば、「恋愛のこと」よりも「片思いの相手の気持ち」といった形で、可能な限り具体的に鑑定項目を設定することが大切です。
② 「ヒント」「アクション」「現状」「未来」のいずれかを質問する文章にする
「ヒント」「アクション」「現状」「未来」のいずれかを質問する文章にすることで、カードから深く内容を読み取りやすくなります。逆に、⚪︎か×かで答えがでてしまう内容は、「良いカードがでてきたからできる」といった浅い読み取りになりやすいです。
③ 命・健康に関わることは占わない
これはどちらかというと、私のマイルールになりますが、命・健康に関わることはタロットではなく医療の領域ではないかと思います。大事に至る可能性もあるため、そもそも占いで取り扱わないことをおすすめします。
上記のような手順を踏んで、「何をうらなうのか」をしっかりと決めることが大切です。練習などで自分を占う場合でも、慣れないうちは「何をうらなうのか」をしっかり紙に書いてから、鑑定をはじめるといいでしょう。
② カードをシャッフルして並べる
占う内容が決まったら、カードをシャッフルして並べます。シャッフル方法は毎回同じにすることで、結果を信頼しやすくなり、また、悪い結果がでてもやり直そう!と考えにくくなります。動画で私がいつもつかっているシャッフル方法をご紹介します。
カードが混ぜ終わったら、以下のように、山札の上から順番に3枚のカードをひいて並べたら終了です。この3枚の並べ方を使うことで、恋愛でも仕事でもなんでも鑑定することができます。

③ カードからメッセージを読み取る

カードを並べたら、引いたカードからメッセージを読み取ります。この時のポイントは、「質問の答え」としてカードを読むことです。
タロット占いの勉強が進んだ方であっても、カードの意味は理解していても、質問の答えとしてうまくまとめられない方が多いようです。この課題は、次の3つのステップで解決できます。
① カードの名前がそのまま入った文章を作る
② ①で作った文章にカードの意味をあてはめる
③ ②で作った文章を1つの文章にまとめる
次の鑑定を例に、それぞれのステップを説明します。
今の自分に関するヒント
カップのペイジ(逆)、ソードの6(逆)、ペンタクルの10



① カードの名前がそのまま入った文章を作る
カードを読み始める前に、いったん、カードの名前がそのまま入った文章を作ります。
・今の自分に関するヒントはカップのペイジの逆位置です
・今の自分に関するヒントはソードの6の逆位置です
・今の自分に関するヒントはペンタクルの10 です
② ①で作った文章にカードの意味をあてはめる
①で作った文章に、それぞれのカードの意味をあてはめていきます文章がうまく成立するように意味を読み替えていくことがポイントです。
・今の自分に関するヒントはカップのペイジの逆位置です
=今の自分に関するヒントは「考えている事を実行に移すべき」です。
・今の自分に関するヒントはソードの6の逆位置です
=今の自分に関するヒントは「困難から逃げずに向き合うべき」です。
・今の自分に関するヒントはペンタクルの10 です
=今の自分に関するヒントは「これまでの成果を次につなげる」です。
③ ②で作った文章を1つの文章にまとめる
②で考えた文章をまとめて、1つの文章に仕上げます。出てきた順番に意味をまとめる必要はなく、一番しっくりくる表現になるように文章を推敲しましょう。
・今の自分に関するヒントは「考えている事を実行に移すべき」です。
・今の自分に関するヒントは「困難から逃げずに向き合うべき」です。
・今の自分に関するヒントは「これまでの成果を次につなげる」です。
↓
考えている事を実行に移すことが必要であるようです。仕事でも人間関係でも、あなたの考えていることを思考だけに止めずに実行に移しましょう。また、困難に感じられることがあっても、恐れずに立ち向かって行くことが大切です。これまでやってきたことを肯定的に評価し、自分への自信につながていくことで困難を乗り越えやすくなるでしょう。
このように、多くの人がつまづく、「カードの意味を1つにまとめ上げる」という作業も、細かく作業を分割していくことで簡単に読んでいくことができます。
それぞれのカードについて学ぶ
タロットカードのそれぞれのカードの意味について学びたい方は以下のコンテンツもご利用ください。
また、LINEを使って各カードの意味を簡単に検索できる無料システムもご用意しています。

まとめ

タロット占いを成功させるには、次の3つのステップを実践することが大切です:
- 占う内容を具体的にする
- カードをシャッフルして並べる
- カードからメッセージを読み取る
この3ステップを丁寧に行うことで、タロット占いは初心者でも実践しやすくなります。占いは技術です。繰り返し行うことで、どんどん上達していきますよ!
タロット占いを通じて、ぜひ楽しく前向きなヒントを手に入れてくださいね!