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むぎのタロット講座第37話:小アルカナを学ぼう その12 ペイジ (ワンドのペイジ・カップのペイジ・ソードのペイジ・ペンタクルのペイジ)

むぎのタロット講座

タロットの小アルカナのワンドのペイジ・カップのペイジ・ソードのペイジ・ペンタクルのペイジの意味をまとめました。正位置・逆位置のほか、恋愛、仕事などそれぞれのシュチュエーション別の意味を学ぶこともできます。
(2023/08/02更新)

解説動画

1.各スートのペイジのカードの特徴

ホップ

ここからはまずコードカードだね。今回のペイジはみんな子供なのかな?

むぎ

ペイジはそれぞれのスートの道をあゆみはじめた少年の姿だね。
1から10まではセフィロトの木を上から下にたどるんだけど、
コートカードでは下から上にのぼってくんだ

セフィロトの樹とコートカード

ホップ

10まででたどった道を、コートカードからは逆走するんだね。
なんでそんなことするの?

むぎ

10のセフィラのマルクトは僕達のいるこの地球なんだけど、
1から10をたどるのは「創造の道」って呼ばれて、「すべて」でありながら「特定のもの」ではない全知全能のケテルから、どうやって僕達の具体的な世界が創造されるかをたどったんだよね。
でも、逆に僕達のいる位置から全知全能であるケテルに近づきたいって願望もあるとおもうんだ。そっちをたどるのが、小アルカナのコートカードに対応してる「救済の道」なんだよ。

ホップ

あ。なるほど。神様から僕達がわかったから、今度は僕達から神様をやってみるんだね。

むぎ

そういうことだね。コートカードは人物が描かれていて、ちょっと構えちゃう人もいるかもしれないけど、ここまでと基本的にはやることは一緒で、
「スートの持ってる意味」と「それぞれのコートカードのポジションが持ってる意味」を組み合わせることで解釈することができるんだよ。

「ペイジ」のカードがあらわすもの

小アルカナの各カードはセフィロトの木の各セフィラに対応しています。
ペイジのカードは第10のセフィラである「マルクト」に対応しています。

セフィロトの樹とコートカード

1から10までのカードでは、10のマルクトを「最終結果」として考えましたが、コートカードでは10のマルクトは「神の冠」を目指す求道者のスタート地点です。そのため、各スートの道を歩み始めたときにおこることが示唆されています。

コートカードはそれぞれこのような対応になっています。

  • ペイジ(マルクト:王国):各スートを求め始めたときにおこること
  • ナイト(ティフェレト:美):各スートを進めて行く過程でおこること
  • クイーン(ビナー:理解):各スートの深い理解がもたらすもの。
  • キング(コクマー:叡智):各スートにおいての完成、成功がもたらすもの

これはあくまでイメージですが、4枚のコートカードのうち、ペイジ・ナイト・キングは1つのベクトルで理解すると理解がしやすいです。
ペイジがその道を進め始めた学生さんで、ナイトが会社の新入社員、キングが社長みたいにとらえると、そのステップが理解しやすいと思います。それに対してクイーンはそのペイジ・ナイト・キングの流れを客観的に見つめ、その流れ全体を深く理解している人と捉えるのがいいかとおもいます。
これは、「4」のカードのところでも説明した、三位一体である「創造主」と、その三位一体をまとめて「神」と名前をつけるあの概念がここでもたまたま表出してると言えるのではないかと思います。
物事の概念は三つ組で成立するが、それを包括的にとらえたもう1つの概念によって完全に固定される、という4の数字について説明された考え方です。
ということで、コートカードを理解するためには、それぞれのスートの特質を理解することが実は重要になってきます。

2.各カードの一般的な意味

ホップ

ペイジのカードに比べたら、どれもそれぞれのスートのモチーフをもった男の子が描かれてるけど、それぞれの男の子は結構性格違ってそうだよね。

むぎ

そうだね。ナイトはみんな、騎士だから同じような服をきてるんだけどペイジのカード服装にもそれぞれのスートの性格があらわれてるね。

ホップ

ワンドは旅人って感じだね。背景もピラミッドだし。これから新しいところに向かおうとしてるのかな。

むぎ

そうだね。実際にそこに出発するのはこのつぎのナイトだと思うけど、ペイジでは進むべき新しい道を見つけて、そのお知らせを届けにきた様子がえがかれてるね。

ホップ

カップとペンタクルは自分の持ち物をじっとみてるね。
ペンタクルはコインをじっと見つめてるけど、カップはお魚がカップからでてきちゃってるね。

むぎ

ソードとワンドにとっては、杖と剣はあくまで道具なんだけど、カップとペンタクルは聖杯と金貨は「目的」だからね。特にカップはイマジネーションや愛情をあらわすから、現実世界ではありえない、カップから生きたお魚がはみ出してくるみたいなことも容易におこっちゃうんだよ。

ホップ

ソードの子はなんだか賢そうだね。叡智を司るスートだけあって慎重そうな性格っぽいね。

むぎ

そうだね。ワンドのペイジは単なるメッセンジャーだけど、ソードのペイジは自分で自分の道を切り開くことを決めてる姿だね。だから彼は自分の持ってる剣を自分の道を進むための道具としてしっかり握りしめてるんだ。

ホップ

なるほどね。1から10まででそれぞれのスートにしっかりむきあってきてるとコートカードは結構読みやすいかもしれないね。

むぎ

「若い男の子を表すカードだ!!」みたいに人であることにとらわれすぎなければコートカードのほうが数字のカードよりも読みやすいと僕も思うよ。カードの絵柄が一番のヒントになるけど、とにかく困ったらスートの性質を思い出すことが大切だね。

各スートのペイジの一般的な意味

各スートのペイジは各スートの道を歩み出した時に起こることが描かれています。

ワンドのペイジはメッセンジャーです。開拓・拡大をめざすワンドの入り口である彼は、進むべき新しい大地を見つけて、それを他の人に知らせようとしています。
カップのペイジは、自分のイマジネーションに夢中です。カップのコートカードでは、全員が自分のカップを手にとっていますが、カップから魚が顔を覗かせるような荒唐無稽なことがおきているのはペイジだけです。これは彼が実現可能かどうかを一切考えずに、自分の思いやマインドの力を無邪気に振るっていることをあらわしています。
ソードのペイジでは剣をしっかり握りしめ、進むべき方向に鋭い視線を向けています。シンプルに拡大をめざすワンドと違い、ソードでは、相手を打ち倒しながら前に進むことを考えます。彼はいたずらに戦いを重ねることはしませんが、自分の進む道に避けられない障害がある場合には躊躇いなくその剣を振るうでしょう。
ペンタクルのペイジは、カップのペイジと同様自分のスートのシンボルである金貨をみつめています。対象に夢中になっているのはカップと同じですが、ペンタクルではより具体的・現実的なものに目がむいています。カップのペイジが自分のイマジネーションを自由に働かせることを目指すのに対してペンタクルのペイジでは、対象となっているものに対して学びや修練をスタートさせようとしていることが伺えます。

ペイジは、それぞれのスートの道を進もうときめた「学生さん」がどんなことをやろうとしているか、と想定するとわかりやすいのかなと思います。

エクササイズ1

正位置・逆位置の一般的な意味について、カードの絵をみて考えてみましょう。
いったん、自分の言葉でまとめてみてから次に読み進むことをお勧めします。

考えてみよう

それぞれのカードの意味を類推してみよう!

  • それぞれのスートのカードの正位置はどんな意味だと思いますか?カードの絵やここまでの説明を参考に自分の言葉で考えてみましょう。
  • それぞれのスートのカードの逆位置はどんな意味だと思いますか?カードの絵やここまでの説明を参考に自分の言葉で考えてみましょう。
    逆位置については、過剰・不足それぞれ考えましょう。
  • 逆位置が必ず悪い意味というわけではありません。逆位置のこのカードがいい意味や、アドバイスで出てきた場合どのように読めばいいでしょうか?考えてみましょう

ワンドのペイジ 図柄の解説

砂漠とピラミッドを背景に、杖をもった少年が立っています。アーサー・ウェイトの解説によると、ワンドのペイジの背景とワンドのナイトの背景は意図的に似たようなものになっており、ペイジに対して『何か布告を行っている。彼は目立たないが忠実で、その報知は予想外の内容を持つ。』と記しています。開拓・拡大を目指すワンドにおいて、彼は開拓すべき新しいフィールドの発見者・メッセンジャーなのです。
そのため、ワンドのペイジは何かの物事のスタートを表したり、良い知らせがとどくことなどをあらわします。ワンドの拡大・開拓の入り口に立つカードです。

キーワード

先駆・伝達

正位置

物事のはじまりや、思いがけない良いものがもたらされることを示唆します。もたらされるものが「人間」であった場合には良い出会いや、あらたな関係のスタートを意味する場合もあります。
あなたが思う方向に進むための思いも寄らない良いきっかけが与えられるでしょう。

逆位置

正位置でもたらされたものが過剰や不足としてはたらきます。不足の場合には、物事の停滞につながるようなよくない情報がもたらされたり、外部からの望まない干渉が起こります。過剰の場合には、物事の判断のために必要な情報があつまりすぎて決定ができないことや、複雑な人間関係にまきこまれてしまう(選択することができない)ことをあらわします。

逆位置を不足として読む場合

望んでいないお知らせが届くことや、出鼻をくじかれるような横槍が入ることが示唆されます。好きになった相手の知りたくない側面を知ってしまったり、スタートした仕事に対するネガティブな情報を知ったり、開始を妨げるようなことがおこることが暗示されています。

逆位置を過剰として読む場合

情報が自分の手元にあつまりすぎて、整理ができない状況をあらわします。究極的にはわたしたちは一つの物事に対して一つの選択をとることしかできず、絞り込むこともとても大切な作業です。選択肢を絞り込みたいにも関わらず、情報があつまりすぎてどうしていいかわからなくなることをあらわします。また、スタートのためのやる気がからわまりしていることを表す場合もあります。

逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合

自分にとってよくないニュースを聞くことで一時的にショックは受けても、あとから「あの時知っていたから失敗せずによかった」と考えることができそうです。また、情報を集めすぎるよりも、今は自分の考えに目を向けたほうがいいというアドバイスである場合もあります。

カップのペイジ 図柄の解説・一般的な意味

カップを持った楽しげな少年が描かれています。彼の持つカップからは、生きた魚が顔をのぞかせています。また、背景のうねった波は彼が心の動きの大きさを表しています。
アーサー・ウェイトはこのカードに対して、『手にしたカップの中から躍り出して彼を見つめる1匹の魚を、瞑想するように一心に眺めている。それは彼の心の中にあるものが形をとってあらわれたものである。』と解説しています。
つまりカップから出てきている魚は、彼のイマジネーションが作り上げたものなのです。
カップのペイジはカップが持つ想像力を自由に使おうとしています。彼は現実に目を向けるよりも、理想 に目を向けることを好んでいるよう です。

キーワード

想像・構想

正位置

素晴らしいイマジネーションやインスピレーションを受け取ることができそうです。また、すぐに形になるものではないにしても、自分がはじめてみたいことや幸せのイメージをつかむことができ、精神的に満たされることでしょう。

逆位置

正位置でのメッセージが過剰や不足にはたらいていると解釈します。不足の場合には、精神的に不安定で、自分の心の中に浮かぶものに向き合うことができないことが示唆されます。過剰の場合は、外の現実に目を向けることができなかったり、机上の空論に夢中になってしまう状況があげられます。

逆位置を不足として読む場合

具体的な不満やよくない出来事があるというよりは、自分の気持ちが落ち着かず、前向きに考えられない状態をあらわします。また、やってみたいと思うことに対していいアイデアが浮かばない状況を示唆する場合もあります。

逆位置を過剰として読む場合

今考えていることが現実的ではないことが警告されています。想像をめぐらせたり、イマジネーションを働かせることはとても大切ですが、その一方で、現実路線からあまりに離れていると課題につながります。また、アイデアがたくさん浮かび過ぎてしまうことが問題解決を遅らせていることを示唆している場合もあります。

逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合

夢みがちだった状況から、現実が見えてきて具体的な行動や対策がとれるようになってきていることが示唆されています。自由に想像を働かせることはとても大切である一方で、いつまでも想像のままでは進まないのかなと思います。想像・構想の段階から実行の段階にうつっていることを表す場合もあります。

ソードのペイジ 図柄の解説・一般的な意味

剣をしっかりと握りしめた少年がどこか遠くを眺めています。彼は他のスートの少年たちとは違い、スートの象徴である剣を見つめてはいません。彼にとって剣は目的ではなく、自分の目標を達成するための道具なのです。
アーサー・ウェイトはこのカードに対して『いつ何時敵に襲われてもいいように、その歩みは用心深くしなやかであり、警戒を怠らない』と解説しています。彼はいたずらに戦いを好む戦闘狂ではなく、むしろ可能ならば争いを避けるでしょう。ですが、避けられない争いにおいてはためらいなくその剣を振るうでしょう。
ソードのペイジは、自分の叡智・ 能力で自らの道を切り開いていくことを決意しているカードです。

キーワード

向上・覚悟

正位置

正位置の場合は慎重に考えて行動することが中庸にはたらいていると解釈します。
このカードがでてきたとき、あなたは心のままに進むよりも、可能な限り情報をあつめて、合理的で危険の少ない方法を選ぶことが求められています。人間関係にしても仕事にしても、むやみにつっこんでいくよりも、情報をさぐって距離をおくことが大切です。また、相手の気持ちとしてこのカードがでてきた場合には、相手があなたのことを判断しかねており、距離をとっていることを表している場合もあります。

逆位置

逆位置の場合は正位置でのメッセージが過剰や不足にはたらいていると解釈します。
不足の場合には、警戒をおこたって軽率な行動にでてしまうこと、そしてそのしっぺ返しをくらってしまうことをあらわします。
過剰の場合には、警戒をしすぎて、心理的ガードがかたくなってしまっており、そのことがかえって問題解決をおくらせてしまうことを示唆します。救いとしてこのカードが出てくる場合には、思っているほど状況が悪くないこと、あなたが警戒しすぎかもしれないことが示唆される場合もあります。

逆位置を不足として読む場合

軽はずみな行動が失敗につながることが警告されています。仕事では、注意力に欠けた行動が大きな失敗や損失をあらわします。プライベートの場合には、軽口をたたいたことや、相手を配慮しない軽率な行動が人間関係のトラブルにつながることを示唆しています。

逆位置を過剰として読む場合

慎重になりすぎて「臆病」になっていることへの警告がなされています。慎重になるのはいいことなのですが、「失敗したくない」という思いが強すぎると、何もできず、どこにも動けない状況になってしまいます。失敗を恐れずに時には大胆に進むことが求められています。

逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合

頭で考えるよりも、直感的に、大胆に進むことが求められています。また、考えてもうまく解決できそうになかったことが、やてみたらいざ案外簡単にうまくいってしまうことを表す場合もあります。いずれにせよ、「思考」で行動をとめすぎないことが大切だと告げられています。

ペンタクルのペイジ 図柄の解説・一般的な意味

一人の少年が手にペンタクルを掲げて立っています。アーサー・ウェイトはこのカードに対して『若者が手の上に浮かぶペンタクルに熱心に見入っている。彼はゆっくりとあゆみながら、周りの様子にも気づかない』と解説しています。彼はペンタクル(=彼がみつけた価値のあるもの)に夢中になっています。ウェイトはこのカードの正位置に対して、『精励勤勉。学習。学生。熟考』という解説をつけています。
カップのペイジが彼のイマジネーションに夢中になっているのに対して、ペンタクルのペイジでは現実世界の目標に夢中になっています。楽しみながら学び、夢にむかって進んでいく姿が描かれています。

キーワード

修学・向学

正位置

正位置では、何かに没頭すること、邁進することが中庸に働いていると解釈します。
興味があることや目的に対して自分の好奇心や探究心を遺憾無く発揮することが進められているカードです。仕事であればやりたいことを徹底的に調べてみることにつながるでしょうし、人間関係であれば好奇心の赴くままに相手についてコンタクトをとったり関係を楽しんだりすることになるかと思います。ペンタクルのペイジは物事に邁進する姿勢こそが成功につながることを示唆しています。

逆位置

逆位置では正位置で掲げたメッセージが過剰や不足ではたらきます。
不足の場合には集中力にかけていること、今集中すべきことに集中できていないことが警告されています。過剰の場合は、特定の事物にいれこみすぎて周囲がみえなくなってしまっていることが警告されています。
救いとしてこのカードがもたらされるときには、視野が広がることを意味する場合もあります。

逆位置を不足として読む場合

目標がブレてしまっていること、集中力が欠けていることへの警告がなされています。日々色々なことが起こる中で興味の対象がうつりかわっていくことはあるかもしれません。ですが、今はあれこれ手を伸ばすよりも、一つのことに集中したほうがいいと告げられています。

逆位置を過剰として読む場合

一つのことに入れ込み過ぎていることが、問題解決を遅らせていることに対して警告がなされています。集中するのはいいことですが、過剰な集中はかえって精神的にナーバスになってしまったり、視野がせまくなったりと弊害もあります。肩の力を抜いて問題に集中しすぎないことが求められているようです。

逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合

視野を広くもつこと、頑なになりすぎないことが大切であると告げられています。問題に集中しすぎず、リラックスすることが求められています。また、問題そのものに対して、いい意味で集中する必要がなくなること、問題を手放すことができるようになることを示唆する場合もあります。

3.各カードの状況別の意味

ホップ

ここまでたくさんのカードをみてきたから、状況別の意味も結構思いつきやすくなってきた気がするな。

むぎ

素敵だね!ここまでよくがんばったもんね。

ホップ

ありがとう!結局どのカードもやることは一緒だもんね。
でもちょっとコートカードで気になるのは、恋愛とかでこのカードがでてきたら
「そのカードっぽい人との出会いがある」みたいにとったりしたほうがいいの?

むぎ

運命の相手の特徴を知るのにコートカード使ってたりする本もあったりするからねえ。ダメなわけじゃないし、場合によってはそう撮るのがいい場合もあるけど、「やらなきゃいけない」ってわけじゃないかな。
社会の価値観も多様化が進んでるし、このカードが作られたイギリスとは社会の様相も違うから、あんまり、コートカードを「コートカードっぽい人の象徴」みたいに撮らないほうが僕はいいんじゃないかなと思うよ。

ホップ

なるほどね。コートカードだからって特別に扱うより、まずは普通のカードとして読んでみることが大切なんだね。

エクササイズ2:恋愛・仕事などそれぞれの状況ごとの意味をまとめてみよう

カードの仕事・恋愛・家庭生活など状況ごとの意味をそれぞれのカードの絵をみながら考えてみましょう。
いったん、自分の言葉でまとめてみてから次に読み進むことをお勧めします。

考えてみよう
  • それぞれのカードが仕事に関する相談で出てきた場合は、どんな意味だと思いますか?正位置・逆位置それぞれ考えてみましょう。逆位置については過剰・不足・アドバイスでそれぞれ考えてみましょう
  • それぞれのカードが恋愛に関する相談で出てきた場合は、どんな意味だと思いますか?正位置・逆位置それぞれ考えてみましょう。逆位置については過剰・不足・アドバイスでそれぞれ考えてみましょう
  • それぞれのカードが結婚生活・家庭に関する相談で出てきた場合は、どんな意味だと思いますか?正位置・逆位置それぞれ考えてみましょう。逆位置については過剰・不足・アドバイスでそれぞれ考えてみましょう

ワンドのペイジの状況別の意味

ワンドのペイジの仕事での意味

正位置

  • 仕事の上での新しい目標がみつかる
  • 新しい利益につながる有力な情報を手に入れることができる
  • 転職などを希望している場合には、有力な転職先の情報がみつかる

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 仕事を成功させるために必要な情報があつまらない
  • 新しい仕事をはじめたいが何をしていいかわからない
  • 転職などを希望している場合には希望する転職先がみつからない
逆位置を過剰として読む場合
  • 事業や業界に対する情報があつまりすぎていることがかえってネガティブに働いている
  • やりたい方向性が多すぎて定まらない
  • 転職などを希望している場合には、希望する転職先や業界を絞り込めない
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • 情報を集めるよりも絞り込むことが大切
  • 今は新しいことを探すよりも、今やっていることに集中するべき
  • 無理に新しい行動を起こすことを目的にしないほうがいい

ワンドのペイジの恋愛での意味

正位置

  • 好きな人と自分に関するいいお知らせを受け取ることができる
  • 新しく好きな人、気になる人に出会える
  • 恋する気持ちを思い出すことができる

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 好きな相手に対して幻滅してしまうような情報を手に入れる
  • 相手との関係を発展させるのに必要な情報が手に入れられない
  • 新しい恋を始める気持ちになれない
逆位置を過剰として読む場合
  • 相手に関する様々な情報が錯綜しており混乱してしまう
  • 自分に対する誤った情報が相手に伝わってしまっている
  • 好きな人、気になる人が多すぎて絞り込めない
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • 相手の情報をあれこれ探るより、自分が実際に体験したことだけに目を向けるべき
  • 無理に恋を始めたり好きな人を探したりするタイミングではない
  • 色んな人の話に振り回されないように、情報を精査することが大切

ワンドのペイジの家庭・結婚での意味

正位置

  • 結婚に向けて前向きになれる情報を手に入れることができる
  • 家族の成功・幸せにむけてのいいお知らせを受け取ることができる
  • 新しい生活のスタートをうまく切ることができる

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 結婚を希望する相手やその家族に対するよくない情報が届いてしまう
  • 家族に関する聞きたくないこと・よくない情報が耳に入ってくる
  • 何か新しいことをはじめようとしてもモチベーションが上がらない状態
逆位置を過剰として読む場合
  • 結婚を希望する相手やその家族に対する様々な情報が届きすぎて、混乱をおこしている
  • 家族の進みたい方向性や、やってみたいことに対して情報を入手しすぎてしまい、不安が大きくなっている
  • やりたいことが多すぎて、疲弊してしまっている家族
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • 結婚相手やその家族に対して、自分の目で確かめた情報だけを信じるようにする
  • 住みたい方向性に関する情報を精査して真偽をきちんと確かめる
  • 今は新しいことをはじめるよりも、手放すことを決めたほうがいい

カップのペイジの状況別の意味

カップのペイジの仕事での意味

正位置

  • 仕事に関する魅力的なアイデアやインスピレーションに恵まれる
  • やってみたいこと、やりたいことを次々と思いつく
  • 他の人が思いつかないような画期的なアイデアを思いつくことができる

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 仕事に関して、魅力的なアイデアが思いつかない
  • 自分のやりたいことが何かよくわからない
  • 平凡で新規制に欠ける考えしか浮かばず、仕事が停滞してしまう
逆位置を過剰として読む場合
  • アイデアはたくさん思いつくものの、具体的な実行計画がつくれない
  • 机上の空論になりすぎており、現実感が薄いアイデアばかりでてきてしまっている
  • いいアイデアは思い浮かぶものの、実行に移す実力や状況ではない
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • 今はアイデアを考えるよりも、スモールステップでいいので実際に実行していったほうがいい
  • アイデアを上げるよりも絞り込むタイミングにきている
  • 浮かんだアイデアを、実行可能な形で修正する必要がでてきている

カップのペイジの恋愛での意味

正位置

  • 相手のことを考えるだけで楽しくなれるような素敵な恋愛
  • 相手とのこれからに対して明るいことを想像して楽しくなっている
  • 夢みがちでロマンチックな相手との出会い

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 実際起こったことよりも、悲観的な自分の発想が自分を苦しめてしまっている
  • 現実やこれまでのことの縛られすぎて、自分から動けなくなってしまっている
  • 恋愛そのものへの幻滅や過去のトラウマが今に悪影響を及ぼしている
逆位置を過剰として読む場合
  • 相手に対して様々な幻想を抱いてしまっており、現実の相手との乖離が大きい
  • あれこれやりたいと思うものの、実行にうつすことができていない
  • 恋愛に過剰な期待や夢を持ちすぎていることが問題解決を遅らせている
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • あれこれと夢想するよりも、目の前にいる等身大の相手にきちんと向き合うべき
  • 考えていることは妄想にとどめず、実行していくほうがいい
  • 恋愛に対して過剰に幻滅することも、期待することもなく、フラットなスタンスで臨んだほうがいい

カップのペイジの家庭・結婚での意味

正位置

  • 理想の結婚生活をお互いに考えていける楽しい関係性
  • お互いの夢や希望を無邪気に応援できる安心感のある家族関係
  • 家族としてこれから叶えていきたい夢や希望が次々と浮かんでくる状況

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 問題があるわけではないが、現実的すぎて面白みに欠ける結婚への展望
  • 家族の夢や希望に対して冷笑的な関係になってしまっている
  • 家族のやりたいことに対して、叶えるためのアイデアが浮かんでこない
逆位置を過剰として読む場合
  • 舞い上がってしまっており、現実が見えなくなってしまっている状態での結婚への警告
  • 理想を追い求めるあまり、現実的な問題に対応できていない家族
  • 家族のやりたいことや、叶えたいことに対して次々とアイデアは浮かんでくるものの、そのうち何を実行していいのかよくわからない
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • マリッジハイにならず、結婚に関する具体的・現実的なことに目を向けたほうがいい
  • 家族の夢や願望に対して、冷静にアドバイスをすることも時には大切
  • 家族のやりたいことや叶えたいことに対して、具体的に何をすべきか絞り込むタイミングにある

ソードのペイジの状況別の意味

ソードのペイジの仕事での意味

正位置

  • プロジェクトの成功に向けて、慎重に進んでいくことができる
  • リスクを避けて堅実に進んでいくことができる
  • 大きな利益には直結しないかもしれないが、手堅く、仕事を進めていくことができる

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 軽率な行動が、ミスやダメージにつながってしまう
  • 利益はあげられているが軽率さがめだち、大きな失敗につながる可能性がある
  • 気が付かないうちに、何らかのリスクを追ってしまっている可能性がある
逆位置を過剰として読む場合
  • 失敗やミスを恐れすぎて前にすすめなくなっている
  • コンプライアンスなどを意識しすぎた結果、利益をうまないプロジェクトになってしまっている
  • リスクへの意識が高すぎて、仕事の本質から離れてしまっている
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • 時にはリスクをとって前に進んでいくことも大切
  • 失敗しないことを目指すよりも、失敗からどう学ぶかを考えたほうがいい
  • 警戒しすぎて火のないところに煙をたてていないか検討する必要がある

ソードのペイジの恋愛での意味

正位置

  • 慎重かつ、確実に進めていくことができる恋愛
  • 相手が信頼にたる人物か見極めようとしている状態
  • 自分の気持ちにも、相手の気持ちにも慎重に向き合いながら進める恋愛

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 軽率な行動や発言が信頼関係を損ねてしまう
  • 相手のことを盲目的に信じてしまっていることがリスクにつながる恋愛
  • 普段の言葉遣いや振る舞いが知らず知らずのうちに相手に悪い印象を与えている可能性がある
逆位置を過剰として読む場合
  • 慎重になりすぎていて、関係がすすめられない
  • 相手を疑いすぎることが関係発展にマイナスになっている
  • 相手の言動に対してナーバスに反応しすぎている
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • 慎重になりすぎず、思い切った行動を取ることが大切
  • この恋愛に対して思い詰めすぎずにリラックスして望んだほうがいい
  • 相手や自分をジャッジしすぎないほうがいい

ソードのペイジの家庭・結婚での意味

正位置

  • 慎重に結婚に向けての道のりを歩むことができる
  • 事前にリスクや困難を把握し、備えながら進んでいける家族
  • 家族の進むべき道を慎重に決めることができている

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 自分や相手の軽率な行動が、結婚相手・家族に悪い印象を与えてしまう可能性がある
  • 気まぐれや軽はずみな判断が家族を苦しめることになる
  • 将来のことを考えない刹那的な行動が問題を引き起こす
逆位置を過剰として読む場合
  • 家族や結婚相手に対するリスクを大きく評価しすぎてしまっており、前に進めなくなっている
  • 将来起きる問題やリスクを考えすぎてしまっていることが、今の家族の不安を大きくしてしまっている
  • 起こってほしくないことを想定しすぎるあまり、前にすすめなくなってしまっている
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • リスクや欠点に目を向けすぎないことも時には大切
  • 失敗やリスクを恐れて進まないのではなく、失敗やリスクも受け入れて進んでいくことを選ぶべき
  • 時には思い切った行動をとることが幸せな結婚や家庭につながる

ペンタクルのペイジの状況別の意味

ペンタクルのペイジの仕事での意味

正位置

  • 理想とする仕事、目標を見つけることができる
  • 自分が真剣に取り組みたいプロジェクトや仕事内容に出会うことができる
  • 自分のキャリア人生を捧げてもいいような素敵な目標に出会える

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 大きな不満はないものの、打ち込めるものがみつからない
  • 目標や理想がみつからず、不完全燃焼になっている
  • 今の仕事のやりがいや目的を忘れてしまっている
逆位置を過剰として読む場合
  • 仕事へのやりがいのこだわりが、仕事の成長をかえって妨げてしまっている
  • 頑なになりすぎており、柔軟性がなくなっている
  • 一度決めたことに対して方向性を変えることができないことが成長を阻害している
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • 一つのことに入れ込みすぎない方がいい
  • 今取り組んでいる仕事以外にも目を向けることが大切
  • 仕事だけでなく、プライベートや仕事と直接関係のないことにも目を向けるべき

ペンタクルのペイジの恋愛での意味

正位置

  • 理想とする相手を見つけることができる
  • 一目惚れするような相手との出会い。
  • 恋愛の発展のためにコツコツ努力をしていくことができている

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • 相手や恋愛そのものへの幻滅
  • 好きになれる相手になかなか出会えない状態
  • 恋愛そのものに飽きがきてしまっており、具体的な行動を取る気持ちになれない
逆位置を過剰として読む場合
  • 相手への強い執着が恋愛の発展をかえって妨げている
  • 相手への思いが強すぎて独占欲が強くなってしまっている
  • 恋愛そのものへの依存や執着が強すぎて、日常生活に支障をきたしている
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • 特定の相手にのめりこみすぎないほうがいい
  • 完全な理想の相手を求めるより、今手元にあるご縁をまずは大切にしたほうがいい
  • 恋愛だけでなく、友人との関係や仕事、学校での目標など、人生の色々な側面での楽しみをみつけたほうがいい

ペンタクルのペイジの家庭・結婚での意味

正位置

  • 理想のパートナーとの結婚を進めていくことができる
  • 家族が一つの目標に向かって進んでいくことができる
  • 家族として叶えたい最高の理想に出会うことができる

逆位置

逆位置を不足として読む場合
  • パートナーへの幻滅が結婚の成就を遅らせている
  • 家族が一つになれるようなビジョン・目標が見つからない
  • 夢や願望がもてず、楽しみが見出せていない家族
逆位置を過剰として読む場合
  • パートナーや結婚そのものへの過度な期待がかえって問題を大きくしている
  • 一つの目標に執着することが、かえって家族を疲弊させている
  • 家族の夢を無理やり追い求めさせていることが、家族を混乱に導いてしまっている
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
  • パートナーや結婚そのものへの過度な期待を手放したほうがいい
  • 「家族とはこうあるべき」という理想像を手放すタイミングがきている
  • 無理に家族を団結させようと思わないことも大切

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