ウェイト版タロットのソードの2の意味の解説です。(2023/04/09改定)
解説動画
ソードの2 図柄の解説・一般的な意味
ソードの2は、知性や物事の勝利 に対する情熱を調和的に働かせることを示唆しています。集中して物事 にとりくむこと、優れたバランス感覚、冷静な判断力を示唆します。
タロットカードで水は精神や潜在意識を表していますが、女性の背後の水は凪いでおり、彼女が精神を落ち着かせていることがわかります。ソードの8では拘束され、意図せず目隠しをされているのに対してソードの2では自らの意思で目隠しを行い、見る必要のないものをあえて見ないようにしていることがわかります。また、女性の腕は心臓の前で交差しており、大切なものを守る意思を感じます。
冷静な選択・判断のためには集中する必要があることを教えてくれるカードです。
キーワード
集中・無心
ソードの2 一般的な意味
正位置
理性をはたらかせ、冷静に問題解決をはかることが求められています。
わきあがる感情や情動をおさえこみ、状況に対して冷静に、最善の一手を打つことを決めるカードです。このカードがでてきたときには問題を解決することができますが、そのためには自分の私情や感情を抑え込み、冷静に解決策を実行していく必要があります。また、そのためには客観的に自分の内面をみつめる必要がでてきます。心を落ち着かせ、わきあがる恐怖や恐れをおさえて、ただ最善の一手を自力でうつ必要があること、あなたが冷静になってノイズから目を背ける必要があることがこのカードに示唆されています。
逆位置
逆位置では理性を調和させ、冷静に対応するという正位置の働きが過剰や不足にはたらていると考えます。何か問題を解決したいときには、その問題さえ片付けばすべてがうまくいくと考えがちですが、究極のゴールは「自分が幸せを感じること」であることはいつでもかわらないはずです。問題を解決しようと焦るあまり、もっと大切なものを犠牲にしようとしていないか、自分の思いを無視してしまっていないか、カードは示唆しています。
逆位置を不足として読む場合
不足の場合には均衡状態が崩れ、物事に集中できなくなってしまうことを表します。例えハードな状況であったとしても、「自分で状況をコントロールできる」と思っている間はなんとかなりますが、その均衡が崩れてしまうと問題に対して対応できなくなります。問題に向き合う冷静さが失われていることへの警告です。
逆位置を過剰として読む場合
過剰の場合には、問題を解決しようとするあまり、自分の感情を押し殺しすぎて、バランスを崩してしまうことを示唆します。問題解決に集中することはたいせつですが、集中し過ぎてしまって「盲目」になってしまうとやりすぎです。問題にいれこみすぎて本質がみえなくなることへの警告がなされています。
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
問題に対して集中し過ぎないこと、いれこみすぎないことが問題解決につながることをアドバイスしてくれています。負け始めたギャンブラーが負けを取り返そうとひきかせえせなくなることでトラブルを大きくするように、問題に集中することでかえって問題が大きくなることもあります。時には問題そのものから意識を外すことも大切だと教えてくれています。
ソードの2状況別の意味
ソードの2 仕事での意味
正位置
- 邪魔がはいらず、お互いの関係に集中することができる
- 好きな相手への気持ちが定まり、行動すべきことが見えてくる
- 恋愛よりも他のことに集中したいと相手は考えている
逆位置
逆位置を不足として読む場合
- 余分無ことに気を取られてしまっていて集中できていない
- 成功とは直接関係のないことに気が散ってしまっている
- 仕事以外のプライベートなどが仕事のパフォーマンスを下げている
逆位置を過剰として読む場合
- 入れ込みすぎて周囲が見えなくなってる
- 集中しすぎてカリカリしてしまっている
- 集中と選択をやりすぎたがために、大切なものを見落としている
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
- 集中しすぎない、気分転換も大切
- 一見無駄だと思えることでもすぐにカットはせず気長に構える
- のんびりと構えることも大切
ソードの2 恋愛での意味
正位置
- 邪魔がはいらず、お互いの関係に集中することができる
- 好きな相手への気持ちが定まり、行動すべきことが見えてくる
- 恋愛よりも他のことに集中したいと相手は考えている
逆位置
逆位置を不足として読む場合
- 自分の気持ちが定まらず、気が散ってしまっている
- 恋愛以外のことが気に掛かっていて恋愛に集中できない
- 恋愛に興味をもてなかった状況から、恋愛にも興味を示すようになる
逆位置を過剰として読む場合
- 問題に入れ込みすぎてしまって周囲が見えなくなっている
- 相手のことに集中しすぎてしまっており、思い詰めてしまっている
- 相手に対して盲目的になっている
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
- 相手のことだけに拘らず、視野を広げることが大切
- 恋愛だけに集中しすぎないこと
- 少し他の相手にも目を向けてみることでかえってうまくいく
ソードの2 結婚・家庭での意味
正位置
- 目標に対して冷静に、着実に進んでいくことができる結婚
- 仕事・学業など、自分にとって必要なことに集中することができている家庭環境
- お互いのことだけに集中している結婚生活
逆位置
逆位置を不足として読む場合
- 余分なことに気を取られて家族や結婚についての大切な問題を後回しにしている
- 結婚に必要なことに集中できていない状態への警告
- 問題が解決して、少し余裕が出てきた状態
逆位置を過剰として読む場合
- 結婚すること、にこだわりすぎて本質的なことが疎かになっている
- 本当に大切なことに集中しにくい家庭環境
- 問題解決に集中しすぎていることがかえって問題解決をおくらせている
逆位置を前向きな意味やアドバイスとして読む場合
- 結婚や家庭にこだわりすぎないことがかえって幸せにつながる
- 家族以外にも目を向けることも大切
- 考えすぎない、思い詰めすぎないように気分転換をはかるべき
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