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タロットの意味:小アルカナの6について

小アルカナの6のカードを学ぼう

各スートの6のカードは、セフィロトの樹の6のセフィラ「ティファレト」に対応しています。
セフィロトの樹

6のティファレトに対してエリファス・レヴィは以下のようにのべています。

最高の知能は当然のことながら条理にかなっている。「神」は、哲学に於ては、一つの仮設でしかありえない、しかしこれは良識によって人間の条理に押しつけられる仮設である。「絶対的条理」を擬人化することが「神の理念」の規程につながる。必然、自由、そして条理、これこそが「カバラ」の偉大な至高の三角形、最高位の神々しい「三つ組」であり、カバリストたちはこのうち条理を「王冠(ケテル)」、必然を「知恵(コクマ)」、そして自由を「知能(ビナ)」と名付けるのである。
(中略)
幽光」を自在に操るためにはまた、その二通りの振動を理解し、魔術的均衡とよばれる「カバラ」に於いて六つ組で表される諸力の均衡を見極めることが必要である。
この均衡はその第一原因のすがたでながめたときは「神」の意思であり、人間の中においては、自由であり、物質の中においては数学的均衡である。
均衡は安定性と持続性を産み出す。
自由は人間の不滅性を産み出し、「神」の意思は永遠なる条理の法則を作動させる。観念の中の均衡が、知恵であり、能力の中ではこれが偉力となる。均衡とは厳密性である。法則を守れば、均衡が存在し、いかにわずかにせよ、法則を犯せば、均衡はもはや存在しなくなる。
それ故なにひとつ無益・無用なものはない。すべての言葉、すべての運動が均衡のために、もしくは均衡と対立して、真理のために、もしくは真理と対立して存在するのである、けだし均衡は真理を表わし、そして真理は賛成と反対の和解、少なくとも両名の釣り合いでなりたつのだから
人文書院 エリファス・レヴィ「高等魔術の教理と祭儀 ー教理篇ー」より

6は自分以外の約数の合計でできている数字で完全数とよばれます。そして6をのぞいた6の約数は1と2と3です。レヴィは三つ組の合計説明の引き合いに、ケテル(=1)、コクマ(=2)、ビナ(=3)を出していますが、1と2と3の合計が完全数である6なのです。
三つ組で出現する「完全な言」が6でさらに完成されるとはどういうことでしょうか?
レヴィは6の説明のタイトルに「魔術的均衡」というサブタイトルをつけています。
自然界の多くの力は引力と斥力からなりたちます。N極とS極が引き合って、N極同士、S極同士がしりぞけあうように、2つの力が均衡を保っているときに世界は「安定」した形をとるのです。
「言」には必ず反対概念が想定できます。三つ組で作られた「完全な言」は反対概念と拮抗することで均衡をたもちます。そしてアリストテレスは「中庸」をたもつことこそが徳であると考えました。
そのため、各スートの6のカードではそれぞれのスートがもっとも均衡をたもち、そして美しく表現された際におこることが描かれています。

各スートの6のカード
ワンドの6
カップの6
ソードの6
ペンタクルの6

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