第2話:タロット占いをやってみよう!(タロット占いのやり方・カードの並べ方・問題解決方法)
- タロット占いのやりかた(シャッフル・カットの方法)がわかる
- タロット占いのときのカードの並べ方がわかる
- タロット占いのときに、どのような鑑定項目を設定すると、問題が解決しやすいかがわかる
2−1 占う項目を設定しよう!



「何を占うか」は決めたの?


「鑑定項目が明確で具体的であるほど」
占いやすい道具なんだよ。
ホップが何を占うのか決めてから
占ったほうがいいよ。

うーんと・・・じゃあ、
僕の住んでる木に、ことし、たくさんどんぐりができるかどうか!
これなら具体的だよね!

でもホップ、それだけでいいの?

だって僕の木にことしどんぐりがたくさんできたら嬉しいから
できるかどうか知りたいよ?

でも、もし占いで「この木からはどんぐり今年は全然とれません!ダメです!」
ってでてきたら、それでおしまいでいいの?

だったら、他のどんぐりがたくさんなる木を教えてほしいなあ・・・

ってことは、ホップの本当のお願いって
「この木にどんぐりがたくさんできるかどうか」じゃなくて
「ホップがたくさんどんぐりを手に入れるにはどうすればいいか」
なんじゃないの?

別に僕の木にどんぐりができなくても森のほかのところに
どんぐりがたくさんあったらOKだもんね。

だから、この場合は
- ホップの木にどんぐりがたくさんとれるかどうか
- ことしホップがたくさんどんぐりを手に入れるにはどうすればいいか
の2項目で占えばいいってことになるね。

なんだか占いなのに、カウンセリングみたいだね。

カウンセラーさんも占い師さんも、
「問題を解決する」っていうゴールは似てるからね。
僕が思うに、タロットは問題解決のための道具として使うとすごく楽しいんだ。
で、問題解決っていうのは、
「正しく質問文を設定できるかどうか」で半分以上解決してる。
だから、何か具体的に答えを知りたいことがあるときには、
今僕とホップがやったみたいな
「本当に解決したい問題は何か?」
「その項目がわかれば本当に問題は解決するのか?」
を、問いかけて鑑定項目を設定していくといいんだよ。


でもみんな、自分のお悩みを人に話したり
人のお悩みを建設的に解決してこう!ってお話することは
楽しいと思うんだ。
タロット占いの前に、
まずは自分や、占う相手としっかりコミュニケーションをとって
鑑定項目を決めると、
ただでさえ楽しいタロットがもっと楽しくなると思うよ。
2−1 占う項目を設定しよう!
タロット占いは、具体的な問いかけに対して具体的な答えを出す道具です。
ですので、占いの前には、「明確な鑑定項目」を設定しましょう。
鑑定項目設定のポイントは以下のとおりです。
1.なるべく、具体的に、答えがはっきり出やすい項目を設定する。
- △彼と私はどうなりますか→◯彼と私は、「恋愛関係」として発展していけますか。
- △この作品は売れますか→◯この作品はn万部以上ヒットしますか
- △転職はうまくいきますか→◯新しい職場では人間関係のトラブルはおきませんか。
2.本当の目的をしっかりと探る
例「片思いの彼からの連絡は来ますか」と依頼された
- →本来の目的は「彼から連絡が来るか」どうかではなく、彼との関係が発展すること
- →さらにいうと、仮に「彼」と付き合えても、その恋愛が幸せでなければ相談者の目的は達成されないのではないか?
- 鑑定項目は「彼から連絡がくるかどうか」だけではなく「彼のあなたへの気持ち」「彼との関係を発展させていくには何ができるか」も必要ではないか?
3.「自分が何ができるか」を中心に考える。
「相手」や「環境」や「変更のしようがないもの」に執着しすぎない。
例「いつも仕事がうまくいかないから前世を探ってほしい」と依頼された。
- →問題は「仕事がうまくいかない」ことであって「仕事がうまくいく」状態になれば前世は何でも問題ない
- →前世が何者だったかは変えられない。
- →周囲の状況も、この人の力だけでは変えられない。
- →「いつも仕事がうまくいかない」原因、「仕事をうまくいかせるために何ができるか」を鑑定する必要がある
- 上記のことを伝えた上で、「それでも前世が知りたい」なら、前世も占う。
問題を解決するときに一番大切なのは、
「問題解決のために必要な情報」が何かをはっきりさせ
「問題解決のために『今自分ができること』をやること」です。
練習などで、特に何も占いたいことがない場合であっても、
「今の私に恋愛に関して必要なメッセージをください」
「今日1日を素敵に過ごすためには何にきをつければいいですか?」
など、なるべく具体的に、なおかつ、あなたが行動を変えていけることを中心に
鑑定項目を設定していくと、よりわかりやすいでしょう。
「問題解決って・・・タロット力以外をつかっててズルみたい!」
「霊感やインスピレーションを頼りにしないタロットなんて
インチキだ!!!」
と、感じられる方もおられるかもしれませんが、
私は正直なところ
「タロット占い」をしたことで、問題解決の具体的なアクション・方法が・ヒントが
ちょっとでも得られたのであれば、占いは成功だと思います。
「あたる占い」をする上で、シャーマン的な特殊能力をもっていない
私たちに大切なのは、カードの知識・理解だけではなく
この「問題解決」のための「課題設定能力」だと思います。
誰かを占うときも、自分を占うときも、
いい「鑑定項目」を設定することを大切にしてみてください。
2−2 カードを並べる準備をしよう!(シャッフル・まとめ・カット)


タロットは決まった手順でシャフルやカットをしないといけないんだよ。


人によって細かい決まりに違いはあるんだけど
「いつも同じ方法でシャッフルしてカットする」
ってことを守ってないと、結果がでたときに
「これ本当にあってるのかなあ・・・。」
って迷っちゃうことにつながるんだ。


いつもと同じ手順でシャッフル、カットをしてると
「まあいつもの方法でやったから信じるしかないよねえ」
っていう安心感がうまれてくるんだ。
僕がいつもやってる方法を教えるね。
2−2 カードを並べる準備をしよう!(シャッフル・まとめ・カット)
タロットはいつも、きまった手順でシャッフル・まとめ・カットをしましょう。
いくつかの方法がありますが、ここでは、私がいつも使っている方法をご紹介します。
2-2-1 カードをシャッフルする
自分を占う場合
- カードを全て裏むきにして、右回しに両手で大きくシャッフルします。
- 気がすむまでシャッフルしたら、カードを横向きに一つにまとめます。
- シャッフルをしたり、まとめたりする際には決して、表を向いたり、取りこぼしたりするカードがないようにしましょう。(もし表を向いてしまったり、落としてしまった場合にはシャッフルをやり直してください)

相手を占う場合
-
「いいと思ったところで止めてください」と、相手にお願いしてから、下図のように、カードを全て裏むきにして、左回しに両手で大きくシャッフルします。
- 相手からストップが入ったら、カードを横向きに一つにまとめます。
- シャッフルをしたり、まとめたりする際には決して、表を向いたり、取りこぼしたりするカードがないようにしましょう。(もし表を向いてしまったり、落としてしまった場合にはシャッフルをやり直してください)

2-2-2 カードを3つの山に分けて、再度1つにまとめる。
- シャッフルが終わったら、カードを横向きのまま、左手だけを使って3つの山に分けて、そのあと、また一つの山に戻します。
- 3つの山に分ける際、3等分にする必要はありません。好きなように3つに分けましょう。

自分で占う場合
自分の左手だけで3つに分けて、分けたときとは異なる順番で1つの山に戻しましょう。
相手を占う場合
相手に左手だけで3つに分けてもらって、分けたときとは異なる順番で1つの山に戻してもらいましょう。この時、カードの向きを変えられないように注意しましょう。
2-2-4 カードを3回カットする
タロットカードは、上下の向きによって、正位置、逆位置と異なる解釈をします。そのため、横向きに置いたカードのどちらを上にするのか決めてから、3回カードをカット(トランプのようにカードを切ること)します。
自分で占う場合
自分でどちらを上にするのか決めます。私の場合は、常に自分から向かって左側を上向きにすると決めていますが、その時の直感に応じて上下を変えていただいてもいいかと思います。その後、3回カットします。
相手を占う場合
上下の向きでカードの意味が変わることを伝えて、どちら側を上にして考えるか決めてもらってください。その後、3回カードをカットします。
2-4 カードを並べよう!(スプレッドの紹介)

どうやって並べたらいいの?

慣れて来たらいろいろな並べ方を試すといいよ。

むぎはどんな並べ方するの?

ストーリーやメッセージを総合的に読んで使ってるよ。
この並べかただと、なんでも解決できるから
ホップが占いに慣れて来たら教えるね。

よーし、じゃあまずは、1枚引きに挑戦だー!
2−3 カードの並べ方(いろいろなスプレッド)
タロットカードには色々な並べ方があります。
ここでは初心者でも使いやすいスプレッドをいくつか紹介します。
もっといろいろなスプレッドをご覧になりたい方はこちらの記事もどうぞ。
スリースプレッド(3枚並べ)+1枚
左から順番に、3枚のカードを並べて占う方法です。
例えば、問題を時系列で追った方がいい場合には、
また、恋愛の進展を占う場合には
と、それぞれのカードを当てはめて占うこともできます。
私の場合は、
3枚のカードに特定の役割は持たせず、
並んだ3枚のカードから浮かんでくる世界でもって、
現在の状況や抱えている問題の原因と成っているものを読み取るのに使いますが、
慣れないうちは、上記のように、
それぞれのカードの役割を当てはめて、
リーディングしていくのがいいでしょう。
3枚のカードを引き終わった後に、
アドバイスが欲しければ、もう1枚追加でカードを引きましょう。
クロスプレッド(5枚並べ)
5枚のカードを使って、今具体的にどのような行動をとればいいのか占う方法です。
現状に対して、
何が自分を妨害していて、
何を望んでいて、
何をやめて、
何を始めればいいのかを
はっきりさせることで、次のステップへ進んでいくためのスプレッドです。
恋愛、仕事、対人関係など、さまざまな問題に応用できます。
本当に行き詰まっているとき、とにかくなにをどうしていいかわからないときに
おすすめのスプレッドです。
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