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タロットの意味:ペンタクルのクイーンについて

むぎのタロットのペンタクルのクイーンです

ペンタクルのクイーン

スート×番号のもつ意味
  • ペンタクルの意味:収穫、完成品。財産。自然が生み出すもの。家族。
  • クイーン(ビナー:理解):各スートの深い理解がもたらすもの。
  • 基本的な解釈

    豊かな自然の中で、ペンタクルをじっとみつめる女性が座っています。このカードにウェイトは以下のような解説を加えています。

    暗い表情の女性。哲学的な思考を好む性格で、深い学識を持っている。ペンタクルを凝視し、その中の世界を、見いだそうとするかのようだ。
    魔女の家BOOKS アーサー・ウェイト「タロット公式テキストブック」より

    「暗い表情」ということで、このカードにはネガティブな意味があるのではないかと予想されますが、このカードの正位置に対してウェイトは以下のような説明を加えています。

    富。寛大。荘厳。安全。自由
    魔女の家BOOKS アーサー・ウェイト「タロット公式テキストブック」より

    この一見矛盾するような説明をどのように考えればいいのでしょうか?
    各スートのクイーンは、そのスートが深く理解されたときに起こることを寓意しています。
    収穫・財産を意味するペンタクルの場合はどのようになるのでしょうか?
    そもそも我々にとって収穫・財産とは何なのでしょうか?
    そのヒントになるのが、ハンナ・アーレントの「人間の条件」に書かれた「仕事=WORK」の定義ではないかと思います。
    アーレントはこの本の中で人間の行動を、

    • 労働(labor):人間の肉体の生物学的過程に対する活動力
    • 仕事(work):人間存在の非自然性に対応する活動力
    • 活動(action):物あるいは事柄の介入なしに直接人と人との間で行われる活動力

    の3つに分類しました。laborとは生きるために必要な働きです。食べるためのパンを作る、といった、生存のために必要な「消費財」を作る活動です。actionとは人と人との関わりで生じる行動です。誰かと議論する、争う、絆を結ぶといった人と人との関わりに関する行動です。そして、ペンタクルが寓意する「財産」や「収穫」というのはworkの産物であると言えるのではないでしょうか。workを行う工作人対してアーレントは次のように説明しています。

    <工作人>は支配者であり、主人である。それは、彼がすべての自然の主人であり、またすべての自然の主人として自分を打ち立てられるからである。しかし、そればかりでなく、彼が自分自身と自分の行為の主人であるからである。
    ちくま書房 ハンナ・アーレント「人間の条件」より

    つまりworkとは、「自然」の一部を「破壊」し、そして自らの手によって作り替える行為です。そして人間が死んだあとも、workによる産物は残されていきます。工作人としてのイメージはペンタクルのカードの中でしばしば描かれています。

    タロットの中で「工作人」(=自らのてで何かを作り上げる)のイメージに一番近いのは魔術師のカードですが、彼にとって万物は彼が望む物を作り上げるための「材料」にすぎませんでした。実際、彼は机の上におかれた万物に注意を払っている様子はありません。
    ですが、深い理解をあらわわすペンタクルのクイーンでは、「収穫」「財産」は一人では作ることができず、かならず材料となる「自然からもたらされるものがあること」を理解しており、なおかつ、それに対する深い感謝や思いがあることがこのカードには描かれています。
    このカードは、今ここにあるものを深く理解し、そして感謝をしていくことと、じっくりと時間をかけて取り組んでいくことが他にはない素晴らしい成果をあげることにつながることを寓意しています。

    正位置

    正位置では、これまでの努力が実り、成果が受け取れることを意味します。
    また、新しいものに手を出してそこの利益を広げていくよりも、今自分がもっているもの、自分ができることを深く理解し、それをつみあげていくことが大きな利益をもたらすことも意味します。
    人間関係の場合には、何か新しい魅力や工夫をこらして関係をつくりあげていくよりも、自分の持ち味を理解し、受け止めて生かしていくことで結果が得られることを寓意しています。いずれにせよ、今もっているもの、そして何より自分自身をしっかりと評価して、それに対して手をかけていくことが結果につながることを寓意するカードです。

    逆位置

    逆位置では正位置でのメッセージが過剰や不足ではたらいていると考えます。
    不足の場合には、自分の今もっているものや自分自身に対して過小評価をしてしまっており、その結果、じっくりと物事にとりくめなくなってしまっていることが示唆されています。
    過剰の場合には、今あるものや自分自身が何者であるかということにこだわりすぎてしまって柔軟性を失っていることを寓意します。

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    2022年12月17日@神戸・2023年1月21日・22日@東京個展開催

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